2022年中学受験 我が道を行く娘とその父

娘:さくらに勉強教えていましたが、サピックスに入塾→第一志望校合格しました

2月3日の夜

2月1日~3日に4校受験し終え、2月3日の夜のこと。


この時点で4校のうち3校の結果が出ていました。


3校とも合格。お守り校では特待ももらえました。


残りの1校は、
偏差値的にも、
本人の感触でも、
私から見たさくらの実力でも、
かなり合格可能性は高い学校でした。


模試では、80%以外の判定が出たことはありません。


そもそも第一志望校ではない。




さくらはもはや我が世の春です。


「わ・た・し、凄くない?」


「欠けたることも無しと思えば、なのか?」


「道長じゃないけど!」



これはこれは非常にまずい事態です。


運が良かっただけとか、謙虚な気持ちは感じられない。


このままだと自信過剰の阿呆となることは間違いない。


灘・開成・筑駒でも受かってたんじゃないか?などという、
恐れ多いことを言うかもしれない。




当初の予定では、ここで受験は終了となる予定でした。


しかし、妻と緊急会議。


議題は、「さくらが不合格になる学校探し」でした。


とはいえ、選択肢も少ないので直ぐに決まりました。



「さくら、この学校受けてみれば?距離の問題で、通うことはないだろうけど、サピックスへの恩返しとしてさ、合格実績稼いできなよ。」


「確かに!サピックスの先生にはお世話になった!じゃあ、合格取ってくる!」



そして、合格発表の日。


「ねぇ、合格してた?」


「知らんよ。自分でアクセスして見てみな。」


PCの前に座るさくら。数分経っても、何も言わず。


何度見ても無い。何度見ても無い。そんな絶望が横顔から感じられました。


「ん?合格発表のページまで行けなかったか?」


「・・・いや。そこには行けたんだけど・・・。」


「お!合格してたか?」


「・・・無い。・・・何回見ても無い・・・。」


「そうか・・・、残念だったな。」


5分ほど声を殺しながら泣いていました。


その後、泣きながら抱きついてくるさくら。


「うん。よく頑張った。今まであなたが受かった学校だって、不合格の子たちは必ず居る。みんな同じ絶望というものを味わうわけだ。だからって、人格が否定されたわけでは無い。ただ、合格出来なかったというだけ。それでも人生は続いていく。ゲームとは違う。こういう思いをきちんと受け止めて、先に進むしかないんだよ。」




正直、泣くとは思わず、あたふたしましたが、
少しは薬になってくれたのかなぁ・・・。

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