マンスリーテスト前のさくら。

「検温カードがない。」

「ん？探しな？」

「探しても見つからない。」

「じゃあ、今回はともかく、次回は検温カードがないのだから、
『すみません。検温カードを失くしたので、新しいのをください』
って言って、頭下げてきな。」

「え・・・。次までにちゃんと探して見つけるから。」

「見つからなかったら困るでしょ。」

「でも・・・。」

「じゃあ、今頑張って探しな。マンスリーテストに遅れるかもしれないけど。」

「いや、いや、遅れたら困る！」

「じゃあ、塾の人に頭下げるしかないだろうよ！
え、何、αが検温カード失くしたなんて言えない、とでも思ってるの？
大丈夫だよ。Aだろうがαだろうが、きちんと出来ない人は居るから。
αなんて、Aよりちょっと勉強が出来るだけの人。
そんなことで人の価値は決まらない。
せめて自分のことくらいは、きちんと出来ることの方が大事よ。」

「分かった。塾の人に言ってみる。」

はい、数ヶ月ぶりに怒りました。
（こういうのも教育虐待って言うのかなぁ・・・）

しっかりしてきたように見えて、ひどく子供。
まぁ、こういうことがある度に軌道修正していかないとなんでしょう。
しかし、5年生でこの程度のことが出来ないとは・・・。

これに懲りて部屋をきれいに保ってくれればと願いますが、
まぁそんな簡単に響かないよな。

で、マンスリーテスト後、帰りの車中。

「検温カード、新しいのもらってきた。」

「うん。人は誰にでも失敗はあるけども、
過失をきちんと認めて謝る、それが出来る出来ないは
勉強よりも大事なことだと思う。」

「うん。」

「で、マンスリーテストはどうだった？
遅刻しそうだったから、出来なかったって言い訳するのか？」

「いや、そうであったとしても、それは言わないよ。」

自己採点結果

算数8.5割　国語8割　理科9割　社会8割

4教科では8.5割に届くかどうか、といったところです。
（いけたのか？夢の400点！）

とはいえ、さくらの自己採点なので間違いがありそうですが・・・。

しかも、算数だけ見ましたが、満点取って欲しいテストでした・・・。

おそらく平均点が高いのでしょう。

さくらは怒られたことも忘れたかのように、喜んでいました。

我が道を行きすぎではないかねっ！