2022年中学受験 我が道を行く娘とその父

娘:さくらに勉強教えていましたが、サピックスに入塾→第一志望校合格しました

さくら、不正をする

かずし塾を始めて半年、50回目の授業となるときにそれは起こりました。


国語の演習問題集を宿題にしていて、答え合わせをしているとき。
60字の記述問題でした。いつもの回答を聞いている限り、これは難しいだろうなと思っていると解答と一字一句違わない答えをさくらが言いました。


ついにやったか。そう思いながら、どういう思考の順序で進んだかを聞きます。
さくら、かなりたどたどしい反応。間違いない。
さくらの説明にどんどん矛盾点が出てきます。
最後には、「解答を見ました。」と白状しました。


まぁ、怒りました。感情的になりました。


「別にね。中学受験しなくて良いよ。元々、先生も公立の中学校に行きたかったんだよ。二人にも言ったよね。いつでもかずし塾は止めても良いよ、って。頑張りたくない。勉強したくないっていうんなら、いつでも構わない。だって、例えばあなたたちが中学受験合格しました、東大に入りました、一流企業に入りました、年収2000万円になりました。でも、俺の人生には何も関係ないんだからね。俺は俺の人生を頑張るだけ。だから俺も勉強している。なんで勉強するの?頑張るの?自分の人生を良くしたいためでしょうよ!」


正直な話、公立中学校に行っても良いと思ってます。
別に中学受験が全てではありません。
学歴が全てでもありません。知り合いで中卒でも尊敬している人がいます。
難関校卒業でも、自分を筆頭に落ちぶれている人がいます。


さくらに親塾を始める時ですら、夫婦で
「もし、中学受験で不合格だったとしても、それはそれだな。中学受験勉強で得た知識を糧に公立中学でトップ目指して、地元のトップ高校目指せばいいじゃん。」
と決めていたぐらいです。もちろんさくら、まことくんにも伝えてます。


まことくんママにもそう話しています。
「でも、さくらちゃんだけが合格して、まことが全滅して地元中学行ったら、恥ずかしい!」
って言ってましたが。伝わってるのかな?



まことくん、私が激情にまかせ持論を展開するも、自分には言われていないという感情の涼しい顔。
正直、イラっとしました。人間が出来ていないもので。
「まことくんはどう思うの?」
「僕はさくらみたいなことはしないです。」
「はぁ!?計算プリントの計測時間書き換えたり、不正しているの知っているんだぞ。俺が何も気づかないとでも思ってるの?あなたも同じだよ!」


最終的に、三人とも泣くという光景でした。途中で切り上げました。


授業後、激しく落ち込みました。
自分の娘は大丈夫。甘さがあったと思います。
解答が別冊になっておらず、そのままにしていた私が悪いとも思いました。
小学生をなめてました。決して自分も立派な小学生ではなかったくせに。
公文も毎日課題をやりつつ、かずし塾での宿題も増えてきています。
習い事を削るしかないよな。



そこにさくらが来ました。



「お父さん、今日はごめんなさい。もうしません。」



解答の部分だけ全て切り取った束を私に渡しました。



「これ、預かっててください。」



また、二人で泣きました。

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