同級生の結婚式に行く
ちょうどこの頃、中高一貫校の同級生が結婚式をするということで呼ばれました。
新郎が同じ部活のチームメイトなので、私の他にもチームメイトが来ていました。
流石に海外勤務の人は来ていませんでしたが。
新郎は歯科医でした。実家が歯科開業医だったので、当然という流れだったみたいです。
都心の有名な結婚式場に行きました。
名前は聞いたことあるなとは思ってたけど、すごい豪華な結婚式場でした。
検索すると、芸能人が何組も挙式している・・・。うーん、場違い。
待合室までの通路を歩いていると琴のBGMが聞こえてきました。
うんうん、流すよね。雰囲気大事だもんな。
通路を進んで曲がると、実際に人が弾いてました。
え、生演奏!要る?
兎にも角にも田舎の貧乏人とばれないようにしよう、新郎の顔に泥を塗らないようにしなければ、と心に強く誓うのでした。
で、披露宴の席に着くと、私含むチームメイト5人と若い男性1人と若い女性2人が同じテーブルに座りました。
若いし、新婦さんのご友人かな。
席に着くなり、若い女性の1人が、私たちに話しかけてきて、
「新郎さんのご友人ですか?」
「はい。同じ部活のチームメイトでした。」
「そうなんですね。私たちは新婦の中学受験仲間です。」
「へー。どちらの塾だったんですか?」
「日能研です。」
チームメイトの中から、俺もそうだよ、なんて声が出て、場が和む。
そんな中、私の隣の男の子(30歳くらい)が、私に話しかけてきました。
「私、先輩たちの後輩に当たります!今日は会えて光栄です!」
すごい丁寧。爽やか。仕事出来そうだなと思いました。
ちょっと嬉しくって。光栄なんて言われるの何年振りよ。
ならば先輩としての風格をだね。慕ってくる後輩には見せてあげるというのも、先輩としての役割だと思うんだ。何が新郎の顔に泥を塗るだ、なんて心配をしてたんだ俺は。
いつもよりちょっと渋めに、
「ほう、君も、○○なのかね?」
「あ、ごめんなさい。僕、開成なんで違いました。」
・・・、酷い!(涙)
急に興味を失いましたって顔しないで!
いや、母校も結構な難関校よ。まぁ、そりゃ開成には劣るのは間違いないけどさ。
でも、ということは、開成に行くような子たちと仲が良かったって、新婦ってすごいんじゃ?
続きます。