2022年中学受験 我が道を行く娘とその父

娘:さくらに勉強教えていましたが、サピックスに入塾→第一志望校合格しました

運命の出会い・・・となるか?

3年生1月の日能研模試を受けた時のこと。もう、半年前になるんですね。


まことくんママが行けなかったので、私が二人を連れて行きました。


保護者会には参加せず(申し訳ないことだとは思ってます。)、
近くの喫茶店で自分の勉強を進めてました。


そろそろテスト終わるな、と思っていた時に仕事の電話。
結局、遅れて日能研に着きました。


やばいな。と思っていたら、続々出てくる受験生の中にさくらとまことくんが。


「ごめんね。お疲れ様。」
「結構、簡単だったよ。」
「まことくんは楽しかった?」
「う・・・。全部埋められなかった。」
「そっか、まぁ本屋さんに寄って帰ろう。」


さくらが小説を買いたいと言っていたので、本屋に向かおうとする三人。


ふと、
「まことくん!」
と声が。


ふりかえるとお母さんと娘さん。
(ん?誰だ?)


傍らでさくらが囁く。
「お父さん、あんりちゃんだよ。公文で一緒の。」


あぁ、なんか聞いたことある。さくらと公文の進捗がほぼ同じ(6年生に到達している)、その公文内ではさくら・あんりちゃんのツートップだったということも。


(え?誰、このおじさん?どういう組み合わせ?)
という逡巡がよく見て取れたが、それを押し殺してあんりちゃんママが話しかけてきた。


「まことくんもテスト受けてたんだ。久しぶりだね。」
「あれ、お知り合い?」
とまことくんに促す。
「幼稚園、一緒だった。」


「まことくん、お母さんは?」
「いや、訳あって、今日は私が連れてきているんです。さくらの父です。」
「あれ?保護者会にいらっしゃいました?」
「いえ。日能研は何回か模試を受けているので、説明はもう十分かな、と思って。」
「え、そんなに受けているんですか?」
「まぁ、そうですね。そちらは初めてですか?」
「はい。模試を受けてみて、塾をどこにしようか考えているんです。」
「じゃあ、中学受験に興味はあるんですね?」
「はい。塾はもう決めたんですか?」


「いや、あのう。それが・・・。」


さくらが割り込む。
「お父さん塾なんだよ。」


驚愕のあんりちゃんママ。


「まぁ、そういうことです。家で二人を教えています。」


わずか2分くらいの会話だったと思います。同じ電車に乗ればもっと話せる。と、あんりちゃんママは期待感が表れていました。おそらく、中学受験を考え始めたが、周りに気軽に聞ける人もいないのだろう。いたとしても、地元塾に言いなりの公立中高一貫校を狙うよく分かってない親くらいのものか。


駅前、本屋の前に着く。
本屋に寄るという約束を反故には出来ないので、そこで別れました。


かすかに見えた落胆の表情。
悩んでいるんだなぁ。と思いました。


帰宅後、妻に開口一番
「かずし塾、3人になるかもしれない!」
「ええ?なになに?」


続きます。

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